樹木を墓標にしている自然葬の一つ

お墓と聞いたときに、墓地をイメージする人は多いといえましょう。

墓地は区画が設けてある寺院の中にある、そして墓石が設置してあるもので墓石は自分の家のお墓の目印になるものです。

最近では、このようなお墓ではなく納骨堂や樹木葬などに注目が集まっています。

注目が集まる理由の中には少子化問題が挙げられるといわれており、お墓の跡継ぎがいないので従来の墓地をやめて切り替えを考える人も多くなっているようです。

日本は、死体を焼き場で骨にしたものを埋葬する習慣を持つ国で、どのようなお墓にする場合でも必ず火葬場で骨にすることになります。

骨壺は遺骨をいれるための専用の入れ物、これを墓石の下側にある専用の空間に安置するのが一般的なスタイルです。

樹木葬は木や花などを墓石代わりにする自然葬の一つで、樹木そのものが墓標です。

宮城県にある長福寺と呼ぶ場所には禪興寺と呼ぶ寺院があるのですが、こちらのお寺にも七ツ森と呼ぶ樹木葬があります。

こちらのお寺さんは、文永2年(1265年)に松島円福寺一世法心性西禅師により開創が行われた歴史ある寺院です。

当時の寺号は現在の町名にもある長福寺だったといわれており、のちに現在の禪興寺に改称されたようです。

なお、禪興寺の公式サイトには七ツ森の動画も掲載が行われていて、豊かな自然に囲まれた大地に還る、新たな選択肢と称するタイトルでいつでも好きな時に閲覧ができるようになっているので興味がある人は一度アクセスされては如何でしょうか。